アメトリンの意味・効果・効能

アメトリンとはアメジスト（紫水晶）とシトリン（黄水晶）が混ざり合った結晶です。
その名の通り、アメジストとシトリンに由来してアメトリンと名づけられました。

アメトリンはアメジストの紫とシトリンの黄色の両方を美しく見せるために、慎重にカットされています。
最も人気が高い形はアメジストとシトリンが綺麗に半分ずつになっている長方形のものです。

時々アメジストとシトリンの間に美しいグラデーションが見られることもあります。

天然のアメトリンは、水晶の中に含まれる不純物の鉄によって生まれます。
紫と黄色の発色は鉄の酸化状態の差異の結果です。
そのため天然のアメジストを熱処理して中に含まれる鉄の酸化状態を変えることで人工的に作り出すことが可能です。

他の石英種と同じく、アメトリンのモース硬度は7と非常に硬い石です。
そのため指輪やブレスレットなど様々な宝飾品の加工に適しています。

気品漂う美しさを持つアメトリンは、宝石の中では比較的安価である点も人気の一因でしょう。